ボールダー
"米国グリーンカルチャーの今"に触れる旅
ロッキー山脈の麗に抱かれた自然豊かな街、コロラド州・ボールダー。
世界中のトップアスリートたちがトレーニングにやって来るスポーツ医学のメッカであり、コロラド大学やIBMやサンマイクロシステムズなどの ハイテク企業の研究所が集積し、市民の約20%が博士号を持つという知的学園都市でもある。
最近では、オーガニック、ウェルネス、サステナブ ルなどをテーマにビジネスを展開する新興企業が続々とこの地に誕生しており、米国グリーンカルチャーの台風の目として国内外の注目を集めている。 ロハス の聖地と称されるボールダー。"米国グリーンカルチャーの今"に触れる歩き方を紹介したい。

オーガニックでウェルネスなダウンタウンエリア 
ボールダーのダウンタウンではメガファストフード店や24時間営業の店などを見かけることはほとんどない。
住民の多くは、ヘルシーでサステナブルなモノしか受け入れないので、そうした店は地域に根ざせないのだ。 体の健康と心の豊かさ、持続可能な社会を志向するボールダー住民の要望を満たすオーガニックでウェルネスでエコロジカル なショップが多く見られる。丸1日使ってダウンタウンをスローに歩き、話題のグリーンなスポットでスローな時間を過ごしたい。
ボールダーに根を張るオーガニック&ナチュラルな食文化
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古くは1960年代からマクロビオティックやビーガンを志向する人々がこの地に集まっていたという背景もあり、地産地消・オーガニックを志向する 食文化が今なお色濃く残っているボールダー。
ボールダーのダウンタウンには、ワイルドオーツやホールフーズ・マーケットの2大オーガニックスーパーを筆頭に、多くのオーガニック系食 料品店が軒を連ねている。そして、レストラン・カフェの多くは、地元の農家から直送されるフレッシュなオーガニック野菜を使ったベジフルな料理や地ビール を提供している。中でも毎週水曜日と土曜日に開催されるファーマーズマーケットは、ボールダーのオーガニック&ナチュラルムーブメントの 「今」を肌で体験できる場所となっている。「Farm to Table」「Eat Local」がキーワードで、市民が地元農家から直接購入することが基本コ ンセプトとなっている。マーケットへの出展者は地元近隣の中小農家に限られており、輸入青果物を取り扱う事業者や卸業者の出展は原則認め られていない。エコファーマーが手塩にかけた自慢の青果物やチーズやワイン・パンなどの加工食品、家庭菜園用の苗木など目白押しで並ぶ。
ボールダーで巻き起こるグリーンな食文化。住民個々人の消費者行動こそが、ボールダーのナチュラル&オーガニックムーブメントの源泉であ ることが確認できるはずだ。
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ボールダーのウェルネスなスポット
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日照日数が1年のうち300日以上という恵まれた天候、四季を通じてあらゆるスポーツ活動が可能な自然環境、世界中の著名なトップアスリートたちの トレーニング基地。。。。
アウトドア活動やフィットネスが健康的な生活を過ごすための欠かせない手段としてボールダー市民の間にしっかりと根付いている。
毎年ボールダーで開催される10キロレースの市民マラソンには、プロ・アマ合わせ約4万7000人以上の人が参加する全米屈指の規模を誇る市民マラ ソンへと拡大した。ちなみに肥満率の低さも全米トップクラスであるという。
健康意識が非常に高い住民は、心の健康や病気の予防、健康の 維持・増進を目的としたセルフメディケーションにも積極的で、街には住民が足繁く通うウェルネスなお店が数多く存在する。例えば、 ナチュラルハーブが楽しめるティースポットや、コールドプロセス製法で作られるナチュラルサプリメントの販売店、スポ ーツセンターやホメオパシー・漢方・薬草などの自然薬品を処方するドラッグストア、欧米を代表するヨガ行者が主宰するスタジオ、補完代替医療(CAM )を取り入れる総合病院、全米で唯一存在する仏教大学や瞑想センター、自然素材系建材を豊富に取り揃えるリビン グショップなどが点在し、街全体がさながらウェルネスリゾートの様相を呈している。
オンタイムはハードなスピード社会を疾走し、オフタイムはスローな時間に没頭するアクティブなボールダーの住民。ウェルネススポットを訪ね回る と、新しい"自分メンテナンス"のヒントが発見できるのかもしれない。
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ボールダーでのグリーンアクティビティ
ボールダーでのグリーンアクティビティ
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水や空気が清涼で、自然と人々の暮らしの調和を大切にしている街として全米でも評価の高いボールダー。
京都議定書の調印を拒否した米国の中で、ボールダーは市議会が京都議定書の受け入れを声高に表明し、温室効果ガスの排出量を大幅に削減 することを目標として定めた。
市民も行政も自然環境に配慮した都市計画を追求しており、その代表的な政策として、市民の消費税を財源に 市が土地を買い取り、都市化から保護された緑地帯を守るという「オープン・スペース・プログラム」が挙げられる。ボールダーにはそのス ペースをトレイルコースとして整備し開放されている場所が点在する。中でもコロラド大学から徒歩数分に位置し、ダウンタウンからも手軽 にアクセスが出来るチャタクアパークが最もポピュラーだ。チャタクアパークには宿泊施設のほか、オーディトリアム、レストランなどが併設 されており市民の憩いの場となっている。広場を抜けるとトレイルコースへと続いている。約1時間程の緩やかなショートコー スだが、自然の造形美の絶景が眼前に広がる非日常の光景が楽しめる。十分時間を使って、スローにウォーキングしたい。また、スポーティー に自然と遊興したい人はロッキーマウンテン国立公園まで足を伸ばしたい。総延長580kmのトレイルコースが整備されており、途中キャンプをし ながら歩く長距離トレイル、標高3300m級の山頂を目指すハードなトレイルコースなど、バラエティに富んでいる。時間と体力に合わせ歩くル ートを選びたい。
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考古学的遺跡の密集地帯
謎に包まれたネイティブアメリカンのルーツに迫る
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ロッキー山脈から乾燥した赤土地帯まで、驚くべき自然の光景が広がっているコロラド州。この地には、大自然が創り出した景観美と、その中で自然を敬いながら 生きてきた先住民たちがいた。
コロラド州内には、4つの国立公園をはじめ、自然・地学・歴史・文化的に興味深い場所が数多く存在している。 これらの国立 公園には、全米随一の考古学的遺跡の密集地帯となっており、古代ネイティブアメリカンのルーツに触れるカルチュラルな体験ができる。
その筆頭 として挙げたいのがスペイン語で「緑のテーブル」を意味するメサベルデ国立公園だ。550年頃からネイティブアメリカンの古代プエブロ族が居住地 としていたエリアとされており、この国立公園内には4000にも及ぶ考古学的な遺跡が保存されている。高さ2000mを超える断崖に作られたプエブロ 族の居住区「クリフパレス(Cliff Palace)には200以上もの部屋が並んでおり、今もその姿が保存されている。
プエブロ族は、台地の家を捨てなぜ断 崖に移ってきたのか。13世紀後半、なぜ彼らは忽然と姿を消したのか。謎に包まれたプエブロ族のルーツを探る人気のエコツーリズムとなっている。
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